May 15, 2025

藍職人いろいろ45ものがたり 第4話

全国各地の藍染め職人たちと出会い、生まれた「藍職人いろいろ45」。
その土地土地で異なる天候、水、畑、藍の色はもちろん、
職人さんの想いやくせ、すべてが十人十色。
製品の魅力を詳しくお伝えします。

強い陽射しから肌や目を守る日傘。
永くご愛用いただくことで、藍には濃淡が生まれ、木は色ツヤが深まり、
さらに風合いを増していきます。

生地は、細い糸を高密度に織り上げ、
まるでヴィンテージのような風格がある貴重なリネン。
それを、私たち45Rの畑で大切に育てた藍で染め上げました。

種を蒔き、苗を植え、水と肥料をやりながら藍を育て、刈り取った葉を発酵、
熟成させて藍の染料ができるまで約1年。
それから藍染めまでの工程を45Rで行いました。
藍染めは、玉ねぎの皮を使って下染めした後、
赤みが出ないように気をつけながら何度もうす〜く藍を重ねています。
さらに藍の茎を使って染めを重ねることで、
品と深みのある色合いが生まれました。

持ち手は、栗の木を波打つように削る名栗(なぐり)加工で仕上げています。
名栗が施された凸凹の持ち手は心地よい手触りで、
傘を手に持つ楽しさを感じていただけます。
名栗の職人は年々減りつづけ、さらにその道具をつくる職人も減っているのですが、私たちが未来に伝えていきたい大切な文化のひとつです。

この日傘は、私たちの藍畑から生まれた最初の製品としてお披露目する、
特別な一本です。
使うことで生まれる経年変化の美しさを、ぜひお楽しみください。

藍職人いろいろ45 阪急うめだ店にて5月24日(土)より販売します。
お電話でのご注文も承ります。
どうぞお気軽にお店までお問い合わせください。


お問い合わせ先
藍職人いろいろ45 阪急うめだ店
06-6313-1345
営業時間:10:00-20:00