バンダナ

Tシャツ、ジーパン、バンダナこれが45Rの三位一体。
Tシャツとジーパンと同じくらいバンダナをたいせつにしています。

バンダナの使い方は無限です。頭に巻くのも、首に巻くのも、ハンカチ、ベルトや、お弁当包みにもなります。
日常の生活の中で道具のように使いこなし、洗い込んでくたくたになったくらいの方が使いやすいのは日本の手ぬぐいとも近いようです。

古いバンダナのくたっとした風合いが大好き。しかし、わたしたちの創りたいバンダナはヴィンテージの模倣ではなく、いつか本物のヴィンテージになるようなバンダナ。わたしたちにしか出来ない独自のものづくりを続けてきました。
定番のセルビッチ(生地の端の耳)付きのバンダナは約55p四方の正方形。これには理由があります。古いバンダナの生地を織る生地幅は110p。真ん中で裁断すると一枚の幅は約55p。セルビッチは元の生地のはじっこの部分なので四辺のうち、一辺だけがセルビッチです。あとは残りの三辺をほつれないように縫えばバンダナが完成。昔の人は合理的で、無駄を出しません。わたしたちのバンダナも、もちろん110p幅の古い機械で織っています。

三辺は三つ巻きにします。生地の端をほそ〜〜く巻いて、脱線しないように、集中してまっすぐに縫い上げていきます。この三つ巻きも、もっと細く、も〜っと細く!と改善を重ねてきて、今やその幅は1.5o!これは長年の経験と技術の賜物に他なりません。

バンダナの柄はもちろん手描き。細かい水玉柄やペイズリー柄も全てです。45R随一の絵師が筆をふるいます。その柄をまたシルクスクリーンによる手捺染でプリント。丁寧に手捺染して、裏からも染料を擦りつけて、裏も表と同じように柄が染め抜かれます。これが「裏こそ表」の精神です。バンダナづくりの中でインディゴは外せません。33色ものインディゴのレシピをもつ45Rにしかないオリジナルバンダナです。季節やテーマに合ったインディゴで糸を染め、その糸で織った生地を柄の模様に
抜染プリントしていきます。色を乗せる捺染プリントとは反対、色を抜いていく手法です。ただ色を抜くだけではありません。抜染の強弱でインディゴの鮮やかな色彩を表現します。

45Rのバンダナは素材もいろいろ。肌触りも見た目も涼し気で夏の首周りにぴったりなガーゼのバンダナ。
心地よい柔らかさで、巻いた時のころんっとした素材感がかわいい天竺のバンダナ。
エレガントな色気がキラリと光るシルクのバンダナ。他にも、リネン、インドカディ、秋冬用のフランネルなど、さまざま。
TPOに合わせてお好みのバンダナをお使い頂けます。

ここまでバンダナの幅を広げ、深めてこれたのは、バンダナを三位一体としてたいせつにしてきたことと、”ないものづくり”への挑戦を続けてきたから。
どれも一朝一夕に出来たことではありません。長年の知恵の積み重ねの結果です。そしてこれからも、バンダナの無限の可能性を追求していきます。