藍とインディゴくらべ

藍染めのデニムにはいいことが多くあります。
藍は時間をかけて少しずつ色褪せ、曇ったような紫色に変わる。
この経年変化はインディゴデニムと全く異なるもので、どれだけ穿き古しても品の良さがなくなることはありません。
ツイードのジャケットと合わせても、古着のTシャツと合わせても、常にエレガントさを感じられるデニムです。
藍は染色の原料としてだけではなく、薬草としても利用されてきました。
雑菌を防ぐ抗菌効果と匂いを防ぐ消臭効果もあり、いつまでも生地を丈夫で清潔に保つことができます。
また、藍の匂いには防虫効果があって虫を寄せつけないので、虫が苦手な方にもおすすめ(笑)。
藍染めの野良着やもんぺを着ていた昔の人は本当に理にかなっていたのです。
45Rの藍デニムはどこよりも濃い藍色とタテ糸のムラを抑えた自然な風合い、毎日の生活に馴染む上品なデニムです。
多くの人の手と時間が必要なので、数多くつくることはできません。少しずつ皆さまの元へ届けていきたいと思っています。

・ 嫌味なく際立つ色合い。藍そのものに惹かれる力がある。
・ 気づくといつも手に取ってしまい、これしか穿いていない。
・ 経年変化によって鮮やかだったり、くすんでいたり、自然な色合いが好き。
・ 洗濯しても移染しない。
・ 生地にツヤとコシがあり、しなやかな穿き心地。肌へのあたり方が違う。
・ 日本人の肌色に馴染み、肌がきれいに見える気がする。
・ 穿いていると背筋がピンと伸びる思いがする。
・ 藍の匂いが好き。
・ 良いデニムですね! とよく声を掛けられるので、人前に出るときは穿くようにしている。

インディゴデニムのルーツは労働着。当時は多くの人が丈夫で安価な、手に入りやすい服を求めていました。
一度に大量の糸を染められるロープ染色や、誰もが早く、簡単に縫えるチェーンステッチミシンは時代の必要性に応じて生まれたもの。
しかし、それらがインディゴデニムの色特有のコントラストを生み出しました。
この経年変化の楽しさが多くの人を虜にするデニムの魅力のひとつです。
さらにわたしたちにとって、デニムは着こなしの土台。一年中着られて、どんな服にも合わせられる、
毎日の食卓に欠かせない主食のようなものです。
シックにも、カジュアルにも着こなせる懐の広さもあります。
だからこそ、45Rのデニムは良い原料を使って丈夫で長持ちするようにつくっています。
ロープ染色で繰り返し深く染めたインディゴは、経年変化することで力強い陰影を生み出し、
34色あるオリジナルインディゴのレシピによってどこにもない色合いに育っていきます。
初めてオリジナルデニムをつくったのは1991年。
それから深化を重ねてきたわたしたちのデニムはいつまでも完成することなく、ものづくりの道は続いていきます。

・ 経年変化を感じやすく、育てる楽しみがある。
・ 自分で育てたデニムが一番格好いいと思える。
・ 気を使わず、毎日のように穿ける。
・ 45Rのデニムはインディゴの種類によってさまざまな色合いに育つ。
・ 10年前、20年前のデニムでも今の服に合わせられて、古さを感じない。
・ 色、形の種類が豊富で自分に合うデニムが選べる。
・ 色が落ちると素材のでこぼこ感、コントラストを更に感じられる。