デニム祭
45R

三種の神器

45Rのお店にいらしている方には「祭」をご存じの方も多いと思います。
血を滾(たぎ)らせ、全員一丸となって取り組む祭はわたしたちの伝統行事。
そして、デニム祭のシンボルとなるのが三種の神器です。

まずは「提灯(ちょうちん)」。
朱色の明かりをぼんやりと灯す提灯は、45Rのロゴと金色の日の丸が描かれた特製のもの。
「銀朱(ぎんしゅ)」といわれる黄みがかった朱色は、太陽の色、血の色、生命のはじまりの色として、昔から大切にされてきた最古の赤色です。
出来合いの朱色の和紙を貼るのではなく、銀朱の朱墨を磨った赤い墨汁に筆を浸し、提灯に色付けした工程も大切なこだわり。まるで水墨画のような濃淡のある提灯は、ゆらゆらと祭を照らし、気分を高めます。

次に「暖簾(のれん)」。
「からむし」といわれる希少な麻の一種を原料にした生地は、畑に苗を植え付け、育て、摘み取り、糸を紡いで織り上げるところまで一年がかりです。
その生地を、同じように大切に育てられた藍で繰り返し染め上げ、驚くほど軽くしなやかで、深く鮮やかな色合いの暖簾ができあがります。45R自慢の暖簾はもちろん、年月を重ねるごとに美しく色褪せていきます。

最後に「福郎(ふくろう)」。
45Rの祭り部隊“祭り野郎”の「郎」と、幸福の「福」から名付けられました。
手のひらサイズの福郎は目立つことはないものの、いつも祭を見守ってくれる大切な神様。わたしたちの祭にいらした際は、どこかにじっと佇む福郎をぜひ探してみてください。チカチカと目を小さく光らせながら、祭の様子を見守っているはずです。

これで三種の神器がそろいました。
さあ、デニム祭がはじまります!