藍・インディゴは45Rのソウルカラーです。魂のようなものです。一九九一年にデニムをはじめました。なぜデニムだったかといえば、世界中、しかも老若男女に愛されているものだからです。そのころ、私たちのような小さなブランドがオリジナルのデニム生地をつくるなんてありえないことでした。デニムは大量生産品だったからです。いま、45Rのデニムは糸、織、色もオリジナルです。なぜそうしたかったのかといえば、誇りをもちたかったのです。作るときも、売るときも、「これが私たちのつくったものです」といいたかったのです。最初に染めたインディゴは「納戸色」と名づけました。藍染の着物がときをへて、なじんだころの色あいをめざしたものです。つかいこまれてなじんだ感じが好きです。藍・インディゴは経年による色の変化がとても美しい。しかも着る人によってさまざまな色になります。そのことは、私たちにも大きなよろこびをあたえてくれます二〇〇〇年にニューヨークに店をつくりました。藍染のデニムはそのときにはじめました(世界初でした)。現地で「プレミアムジーンズ」などと評され、安価な量産品だったデニムの概念をかえたともいわれました。ある人にきいたのですが、45Rの店を外国の人たちは「インディゴショップ」とよんでいるそうです。私たちがソウルカラーとして長年とりくんできた色が、ちゃんとブランドのカラーとして認められているんだなと思ってうれしくなりました。藍もインディゴも毎年、毎回、色がちがいます。その意味では一期一会、完成はないのでしょう。自身の魂を探求するように、これからも私たちは、藍・インディゴの服をつくりつづけます。